どうもうしぐまです。
市場は面白いですよね。有名な人が買ったらとにかく真似すればいいみたいな動きが露骨です笑
アースインフィニティとか胡散臭い人がめっちゃ煽ってて説明はできないけど、みんなが買うから株価が上がって時価総額がファンダメから極端に乖離するみたいな状況になってて面白いなと思います。笑

さて、本題ですが、投資の神様といわれるウォーレンバフェットが商社株を買い増しということで、商社株の株価が強かったですね。
バフェットが商社株を買っている理由やどんな目的の投資なのかを少し考えてみましょう。
- そもそもバフェットの投資スタイルって何?
- 商社株投資の利点を考える。
- ポートフォリオの運用で考える。
それでは行ってみましょう。
そもそもバフェットの投資スタイルって何?
書籍とかで有名なのはバリュー投資です。
うしぐまが過去に読んだ内容を自分なりにまとめるとバフェットの投資の考え方は以下になります。
- 企業を現金を生み出す資産として考え、生み出す価値に対して割安な資産を買う
- その企業の事業の稼ぎが安定していることを好む。
- その企業の事業が生み出す稼ぎに対して、価格が明らかに安い場合にのみ買い、長期保有する。
バフェットというと株式のイメージが強いですが、彼の考えを聞いていると株式を債券と同じような目線で見ていることが非常に印象的です。
その企業を長期で保有するとして、その企業の事業リスクが低くや稼ぎが安定していれば、確かに債券の元本と利息から得られる利回りのように、株式の価格と企業価値の上昇余地(配当の受け取りを含む)を考えることができます。
バフェットは競争などで将来の収益が脅かされないビジネスモデルでかつ、安定してキャッシュフローを生み出すビジネスをしている企業が安い価格で取引されているときに買って長期で保有するというスタイルを一貫して貫いています。
株式の期待収益を債券の利回りに近い考えで捉えつつ、ビジネスのリスクなどを割り引いて妥当な価格かどうかを判断するというのは、うしぐまも参考にしている考え方であり、非常に理にかなっている考えだと感じます。
ということで、やみくもにPBRが1倍割れていればバリューで買いとか考えると、大前提である安定して稼ぎを生み出すビジネスをしているかという視点が欠けてしまいます。
あくまで自分が理解しているビジネスを運営している企業の株式を買うというのもバフェットが鉄則としていることで、わからないものには手を出さない。自分が納得して明らかに割安なビジネスに投資をし、短期的な値動きを気にしないというのは、とてもシンプルな手法であり、実際にそれを実践し続ける自制心みたいなもののすごさを感じますね笑
投資は頭の良さとかよりも、まず精神的な適性を身に着けるところから始まるとうしぐまは考えています。かのニュートンも投資では大損をして、「私は天体の動きは計算できるが、人々の狂った行動は計算できない」といったとかなんとか。
商社株投資の利点を考える。
先ほどのバフェットの投資で行くと、投資するかどうかは大きく分けて二つの基準ですね。
- 安定した稼ぎを生み出す事業を運営しているか。
- 生み出す稼ぎに対して株価は割安かどうか。
まずは事業が生み出す利益が安定しているかどうかという観点ですね。
商社というと、資源や食品など、人々の暮らしに必要不可欠な必需品に関連した利権や、実際に資源を保有しています。おそらく今回もこの必ずニーズが消えない商品を扱いつつ、利益を生み出す事業を運営しているということで商社株が選ばれたのではないでしょうか。
バフェットはコカ・コーラの株式とかも、飲料という必ず人が必要とする商品かつ、ブランド力が強く世界中で愛されて消費されているということで投資していましたね。
基本原則である今後も安定して稼ぎを生み出し続けられる事業を運営しているかという観点では、確かに今後も継続して運営されていく消えないビジネスだと感じます。
生み出す稼ぎに対して株価は割安かどうか
ここに関してなのですが、、、正直総合商社の決算書を読み取って判断するとかムリゲーな気がするんですよね笑
事業範囲広すぎるし、事業投資とかもしすぎているから、あらゆるビジネスの取得簿価と時価が実際どうなっているのかなんてわからないですし。
むしろ自信をもって安いとか言える人の方がすげぇなって思っちゃいますね笑
完全に推測ベースですが、今回のバフェットの投資で行くと、バークシャー社が超低金利の日本の市場環境で社債を発行して資金調達しているので、調達した資金と配当利回りのバランス、あとはインフレになった場合も資源保有しているのでヘッジになるって総合的な観点でやっている気がします。
ポートフォリオの運用で考える。
米バークシャーが円建て社債、近日中にも起債検討-昨年12月以来 – Bloomberg
こちらの記事でまたバークシャー社が円債発行をしようとしていると記事がありますが、2019年に円建て社債を発行し、それ以来累計ですでに1兆円以上調達しているんですよね。
めちゃくちゃ合理的だなという感想しか出てこないです笑
商社のビジネスがつぶれず、今後も配当を出してくれて、その配当利回りが調達利息より高ければどんどん借りて投資すればいいって話ですね。
実際に起債している社債も年限は様々で、5年から満期が30年のものもあるようです。多分ちゃんと計算するとキャッシュフロー的にもいい感じに回るように年限を分散して、なるべき低い利回りで調達しつつ、金利が上がっても借り換えしないでいいように調達しているのではないでしょうか。
ただ、一言だけ言わせてもらえれば、その年齢で長期投資して何をするつもりだ、、って心の声が抑えられないですが笑
ということで、バフェットがどうやって日本円を調達し、そのお金の投資先として商社が選ばれている理屈を理解せずに真似すると思ったよりキャピタルゲインが稼げないなんて言い出す人が出てきそうですね笑
そもそも個人投資家で30年とかの期間を見て投資する人なんているのか??って感じがしますが笑
バフェットから学ぶべきは頭の良さよりも、合理的な投資手法を一貫して貫き続ける精神力な気がします。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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