どうもうしぐまです。
大手企業は大抵決算期が3月なので発表時期が同じなのですが、
安川電機は決算期が2月なので、他社より先行して情報が手に入り、
今後のマクロを見るうえで1つの参考になるかと思います。
ってことで、見たいのは将来予測の数字を中心に見ていきます。最新四半期の数字も見ておきましょう。
今回の目次は以下です。
- 安川電機の事業内容とそこから読み取れる情報について軽く確認する。
- 直近四半期の業績推移と、受注の推移に注目して今後の景気動向を予測する。
それでは行ってみましょう。
安川電機の事業内容とそこから読み取れる情報について軽く確認する。
同社の主要事業は、工作機械や半導体製造装置に組み込むサーバモーターや産業用ロボットであり、
自動車産業や電機産業などの幅広い製造業の生産装置で使われています。

ということで世界的に需要が高まる局面では、生産量の増加を見据えて新しい生産設備に関する投資が増え、その結果として同社の業績も伸びますし、逆に景気が悪くなる局面では、生産に対する投資が減り、同社の業績の伸びがいまいちになるということですね。
あくまで1つの企業ではありますが、規模も大きく、決算時期が他社より早いため、景気観を見るうえでは注目されているという印象です。
直近四半期の業績推移と、受注の推移に注目して今後の景気動向を予測する。
これだけの大手企業はIRが充実しているパターンですね。
楽天の記事を書いた時も触れましたが、大型企業はIRの情報を見ることでほしい情報が手に入ることが多いので、まずIRページを見ましょう。
【個別分析】4755 楽天 楽天パンダはぴえんするのかしないのか??
- 安川電機の直近決算説明資料のリンク↓
https://www.yaskawa.co.jp/wp-content/uploads/2023/04/20230407_haifu.pdf
まずは直近の決算の説明資料の中身を見ていきます。

まずは通期実績の数字は強いですね。過去最高を更新とのことです。事業部別の伸びで見ると、
EV関連の部分でロボットが特に売上高の伸び率が高かったみたいですね。

一応四半期の推移も見てみたいので、こちらは見慣れている株探のサイトからとってきましょう。


四半期の売上高で見ると、
直近もすごく伸びているというより、22.06-08の時に大きく四半期の売上が伸びて、その水準を維持しているといったと形でしょうか。
業績の見通しについて確認する。
ここからがより大事な情報ですね。

減少はしていないものの、見込み数値の時点で横ばいですね。去年の伸びが大きかった分やはり景気減速を見込んでいるのでしょうか。
セグメント別も見てみましょう。

ロボットが一番伸びている状況は変わらずといったところでしょうか。
それでは一番大事な受注の推移を見てみましょう。

えっ、、、弱くね??
2022の4Qの数字めっちゃ悪い気がする。所在地別の推移もあるのでそちらのデータも見てみましょう。

特別どこの地域がっていうより全体的に弱いですね。国内がガンガン減っているのが気になるところですが笑
日経新聞の記事見出しとかだと安川電、4期ぶり最高益とか出てますけど、大事なのは受注推移なんだよなぁって気がします笑
他の企業の決算も見ながらそれに対する株価の動き、また様々なアセットクラスの動きを見て、市場のプレイヤーがポジションをどう動かしているのかを注視していきたいですね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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