どうもうしぐまです。
結構ちゃんと目をつけていながらある理由で、ポジションをとらないことにした銘柄ということで、調べたことが無駄になる前にリアルタイムでブログ記事にします笑
今回の目次は以下です。
- Keeper技研って何をしている企業なの?値動きは??
- Keeper技研をバリュエーションの観点で見る。
- Keeper技研を需給の観点で見る。
それでは行ってみましょう。
Keeper技研って何をしている企業なの?値動きは??

ここ2年間の値動きを見ると、2021年のグロースが強かった時に挙げていたものの、メルカリとかと同じで、2021年末から2022年の2月頃にかけて大きく崩れていますね。ただし、そこから直近までの推移がかなり強いです。特に2月の後半から3月の頭にかけて異常に強く、3300円から5100円までで、1か月で50%近く値上がりしています。
で、結局何やっている企業なのか??
カーコーティングということで、自動車をピカピカにします、洗車したらすごいきれいになりますみたいなことをやっているようですね。(理解が雑笑)
店舗でのカーコーティングビジネスと大手自動車などに関連製品の販売も行っているようです。情報開示はかなりしっかりされており、昨日の下げは月次で発表している売上高の推移が理由っぽいですね。
https://ssl4.eir-parts.net/doc/6036/tdnet/2258734/00.pdf

Keeper技研をバリュエーションの観点で見る。
ということでまず数字を見ましょう。
全体的な数字の推移は株探を見ます。



売上高に季節性がありそうなので、そこに注意しつつ見ていきましょう。おそらく年末に需要が強いため10~12月が一番業績がよく、その次の1~3月の間の数字が低くなる傾向がありそうです。
決算の推移を年間単位で見ると季節性の影響は避けられるし、短期のぶれに惑わされないで済むという人もいますが、うしぐまは年間で見るのは明らかに行動が遅くなるからお勧めしません。ちゃんと季節性や起きている現象が継続するかも判断基準に入れつつ四半期の推移をみるべきだと考えます。
売上高の伸び率は高いですね。営業利益率がそれに伴い上昇しており、業種で考えるとかなり高い利益率の水準をしているように見えます。それだけ単価が高いサービスを提供して売上を立てていることが考えられます。
ただし、、さすがに株価が高くないか??とうしぐまは考えていました。
営業利益の予測値が大体55億円、直近の2Q分足すと30億円近い数字が出ているので、順調に達成する、もしくはもう少し大きい数字になることが想定されますが、、それでも最終益が38億円から42億とかそれくらいですかね。
対して時価総額が本日の8.53%の下げた株価4,665円でも1,319億円です。売上高の成長がかなり織り込まれているように見えます。
ROEとかの指標でみるとかなりピカピカグロース株に見えるんだろうなと感じつつ、必需品ではなく、どちらかというと贅沢品に近いサービスと、インフレや景気の後退、さらに前年からの推移でみると落ち着きつつある売上高の成長度合いを見ると、折り込みすぎでは??と感じていました。
すでに来年の利益額が30%近く成長することを織り込んでいるよう見える感覚です。(とはいえ、優待目当ての個人がいることや、ファンダメンタルズの数字がいいため、人気もありそうですが、、)
https://ssl4.eir-parts.net/doc/6036/tdnet/2258736/00.pdf

先月の月次売上高の成長率が、過去の非常に高かったころに近い136%が出ていましたが、2022年6月から見ると月次の前年比売上高の成長は落ち着いてきています。
関連製品販売は、取り扱い企業の増加で売上高が伸びているため、こちらの効果を想定しているのかもしれないですが、昨日のネクステージの記事でもまとめたように、今後自動車の販売台数が落ち込んでくる場合、新車販売時にサービスを提供している同社の売上にも影響が出るのでは??と考えています。
【個別分析】3186 ネクステージ 中古車価格の低下の意味を考える。
ここまで高くないか?とかいっておいてあれなんですが、結局ショートポジションをとっていないため今回ブログ記事になっているわけです笑
ということでなぜショートしなかったかについて触れていきます。
Keeper技研を需給の観点で見る。
ポジションをとらなかった一番の理由は、3月の頭の強い上げが終わったころには、ある程度信用残高の売り株数が増加しており、それに対して信用買いの残高が全然伸びていなかったからです。


上の表の右から3列目と2列目の数字を見ていただくと、信用取引でポジションをとっている人のポジションの推移がわかります。
(発表のタイミングは毎週第2営業日の16:30目安なので、若干ディレイします。)

↑一次情報欲しい人は東証のページに行ってください笑

改めて出来高と株価の推移をみると、3月の月初に月次の売上高が前年比でかなり伸びましたって発表で相当買われているんですね。出来高も多いし、値上がりもすごい。
ただ、信用残高を見ると、3/3の時点で、売り残高が293,800株、買い残高が504,700株。
その前の週と比較して、空売りめっちゃ増えているし、買い残高も減少しているんですよね。。
この時点で、自分と同じ仮説を立てている人が多いこと、仮に買いが続いた場合に踏み上げられるリスクが高く、下がれば買戻しが出てきそうだからショートエントリーやめとこって思いました笑
売り残高増えてなかったり、信用買い残高が増えていたら間違いなくショートしてましたね笑
一番疑問に思ったのが、それだけ大量の売りが出ても関係なしに現物のポジションで買ったの誰だろ??って思ったんですが、うしぐまの中で一番確率の高い可能性が、グロース系のファンドにお金が入ってきて、ピカピカに見えるこの銘柄にウエイト分の資金ががっつり入ったんかなと思いました。その仮説通りならば、短期で出ていくプレイヤーのポジションでもなさそうなので、パスしたってことですね。
ついでにこんなに急激にショートポジション取れる主体はヘッジファンド系なのでは??とも思いましたが、本当のところは誰にもわからないので、事実を押さえておきましょう。空売りが増えて、信用買いが減り、それでも値段は上に上がったということですね。
特定のポジションを推奨しないブログですが、そのわりにはぎりぎりまで判断をなやんだということで、今回の記事ではうしぐまの気持ちがにじみ出てしまいました笑
※このブログでは特定のポジションを推奨することはしません。
ということで、うしぐまの読みが外れて業績がまだまだ伸びて、上値をどんどんブレイクする可能性もありますし、どれくらいの期間で見るかで判断も変わりますので、勝負する人は自分でもいろいろ調べて仮説を立ててほしいです。(たしか上場来最高値ということでブレイクアウトでやっている人からするともろシグナルたっているかもですね。)
いろいろ調べてポジション取らなくても、ブログ記事のネタにできるのはブログをやる利点だなと感じました笑
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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