どうもうしぐまです。
先日メルカリのリストラ検討のニュースみたいなのをちらっと見たので、まとめます。検討していることが取材で分かったって記事なので、実際にするのかはわかりませんが。
メルカリがリストラへ 280人規模の仙台オフィス閉鎖、「キャリア支援プログラム」活用を社員に依頼(NEWSポストセブン) – Yahoo!ニュース
うしぐまが大好きな市況株全力2階建でも過去にまとめがありましたね笑
メルカリ、値引き交渉もなしに5ヶ月で株価7割引き : 市況かぶ全力2階建 (doorblog.jp)
下記のような画像を作る人が出てくるくらい株価が下がり続けたことがわかります。

まぁ、上記の株安はメルカリだけというより、ネットグロース系の企業大体おんなじ感じだった気もしますが。4443(sansan)とかも記憶に残ってますね。
ってことで今回メルカリっていまどうなっているのかを決算書の数字を見ながら確認していきたいと思います。
今回の目次は以下です。
- メルカリのPLってどうなっているのか?
- メルカリのBSってどうなっているのか?
- メルカリ株価の値引き交渉はどうなりそうか?
それでは行ってみましょう。
メルカリのPLってどうなっているのか?
メルカリくらい企業規模が大きいと株探のサイトよりも直接IR見に行くほうが見やすくて詳しい情報がある可能性高いので、今回はIRページに行きます。(資料の発表の日付がもっとわかりやすく欲しいですね。最新が2023年2/7が発表日です。)


主な事業区分が3つ、メルカリのアプリ、メルペイなどの金融決済系、アメリカにおける事業みたいです。軽く頭に入れてそれぞれの状況と規模感を見ていきましょう。
ちょうどセグメント別の売上と営業利益をまとめているスライドがあったので見ていきます。

単位は億円ということで、
売上の比率でいくと大体メルカリアプリが60%、メルペイが10%、US事業が30%弱といったところでしょうか。
営業利益ベースでみると、メルカリアプリで83億円の利益が出ていますが、メルペイはほぼトントン、US事業は33億の赤字で調整額ってやつが20億程度の赤字、その他も引いて30億円弱の黒字といったところです。
メルカリアプリがある程度浸透したので、さらなる拡大のためにUSに出ていったということなんでしょうが、、US事業がまだきつそうですね。



思っていたよりも国内のアプリのところが好調みたいですね。対して、US事業は先行投資している新規参入している場所にしては売上の変化がなく厳しそうです。。
メルカリのBSってどうなっているのか?

単純な数値で行くと自己資本比率が10%程度しかないんですよね。そもそも負債側の資金調達に債権の流動化によって調達を行ったりしていますし、余裕で資金繰りが回っているという状況なのかといわれると疑問が生じます。ここからさらに投資をしていくのであれば資金が心もとなさそうな印象です。(今後の投資計画とかまでちゃんと見ていないので何とも言えないですが笑)

メルカリ株価の値引き交渉はどうなりそうか?
冒頭でも少し触れたのですが、ピーク株価からの暴落は市場要因もあったかと思います。というか、ピークの時期のマーケットが若干バブリーな感じだったと個人的には強く思います。
↓直近2年のメルカリの株価

↓直近2年のマザーズ株価指数

会社としての全体の数字の推移は見慣れている株探が見やすいので結局株探見ますw



一応直近売上が伸びて黒字に転換していますが、先ほど見た通り国内のメルカリアプリということで、今後の伸びしろに対しては、そこまで前向きに見ている人がいないことが株価の推移に反映されている気がしますね。US事業が明確に数字が伸び始めない限りはなかなか厳しいのではないかと感じます。
金利が上がって利払いが増えたり、資金調達が難しくなるとそれもまた経営を圧迫してきそうですね。
あとは市場全体の影響も受けると思うので、また何かしらの危機が起きたりすれば、株価値引き交渉が続く可能性が高いですし、逆にUS事業が伸びればまた成長株として返り咲く可能性もあるのではないでしょうか。
リストラを検討するってことは数字的にそれなりに厳しいor厳しくなることが見えているってことなんですかね。
※当ブログでは特定のポジションを推奨することはありません。
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