【現状把握】人員削減って見出しのニュースをよく見る気がしたので、まとめてみた。

どうもうしぐまです。本題に入る前に少し別の話題を。

東芝買収!!TOB価格の謎リークとそれを全く信頼しない市場。せっかくだから2015年の同社の不正調査報告書をまとめようかと思って開いて、ページ数の多さと東芝の偉い人を悪者にしないようにする忖度された記載でつまらんと感じてまとめるのをやめました笑

TOB価格は4620円というリークがあるらしい。というか、これ漏れちゃダメな情報では??

東芝の2015年の不正に関する

▼第三者委員会報告書 全文はこちら(PDF3.56MB)

とはいえ結局、、東芝経営陣らの刑事責任問わず時効。

東芝の不正会計が時効 刑事責任問えず、経営難にも影響(日本経済新聞 2021年11月8日付)

あらゆる方面から信頼されない企業になってしまった伝統的な日本企業の凋落ということで、出だしに少し触れてみましたが、今回のメインは人員削減です。

今回の記事の目次は以下です。

  • レイオフの発表記事と内容の要約
  • 人員削減と雇用統計

最近レイオフの記事見る気がするってことでひとまず調べて目に入ったものをどんどんまとめていきます。探せばまだまだいっぱいありそうでしたが、とりあえず検索してひっかかったものから内容をまとめてみます。

レイオフの発表記事と内容の要約

~IT系~

アマゾン、追加で9000人削減へ-AWSや「トゥイッチ」など対象 – Bloomberg

記事の日付:2023年3月21日

  • 米アマゾン、追加で9000人の人員削減を予定
  • 主にアマゾン・ウェブ・サービス(AWS)、人事や広告部門、トゥイッチに影響
  • これまでに約1万8000人の人員削減を実施

グーグル人員削減、一段の問題悪化を回避するため決定-ピチャイ氏 – Bloomberg

記事の日付:2023年1月24日

  • グーグルのスンダー・ピチャイCEOは、人員削減計画を決定した理由として、成長が鈍化する中で問題が悪化する事態を回避するためであると説明。
  • 人員削減の対象は、全世界の従業員の6%にあたる約1万2000人。
  • 今回の人員削減は慎重に検討を重ねて決定されたとピチャイCEOが述べる。
  • アルファベットCFOルース・ポラットは、削減の目的は主要優先分野への投資を継続できるようにすることであり、早期に動けば長期成長への投資が可能になると述べた。

マイクロソフト、1万人を削減へ。ChatGPTのBing組み込み担当部門もレイオフの対象に | Business Insider Japan

記事の日付:2023年1月24日

  • マイクロソフトは3月までに1万人のレイオフを予定し、少なくとも1000人に通知を行った。
  • レイオフの対象部門にはウェブエクスペリエンスチーム(WebXT)も含まれ、このチームは検索エンジン「Bing」やウェブブラウザ「Edge」の開発を担当している。
  • WebXTチームは、OpenAIが開発したチャットボットツール「ChatGPT」をBingに統合する責任を負っている。
  • マイクロソフトは、ChatGPTを利用し、ユーザーの検索内容に回答するAI搭載バージョンのBingをリリースする計画を持っている。
  • 一部社員は、レイオフにより高給のスタッフが削減され、報酬の低い人材がBingなどの投資分野に再配置される可能性を指摘している。

メタが数千人規模の追加人員削減、今週にも実施-関係者 – Bloomberg

記事の日付:2023年3月7日

  • 米メタ・プラットフォームズ(Facebookの親会社)は今週、数千人規模の新たな人員削減を行う予定。
  • 昨年11月、メタは全従業員の13%(1万1000人余り)の人員削減を発表し、組織効率化を目指す。
  • メタは組織構造のフラット化を進めており、マネジャーやディレクターに退職か個人貢献者(IC)への移行を迫っている。
  • 今回の人員削減は財務目標に関連し、1週間以内に完了する可能性がある。
  • メタは広告収入の鈍化とメタバースへの軸足移動のため、ディレクターやバイスプレジデントに解雇可能な従業員リストの作成を求めている。

~コンサル系~

マッキンゼー、約2000人を削減へ-過去最大級の人員削減 – Bloomberg

記事の日付:2023年2月22日

  • マッキンゼーは約2000人の人員削減を計画し、同社として最大級の人員削減となる
  • 顧客と直接関わらないサポートスタッフを中心に削減が行われる見込み
  • 経営陣は、「プロジェクト・マグノリア」と名付けられた計画の下で、人員削減がパートナーの報酬に充てる資金プールの維持に寄与すると期待
  • 人員削減計画は向こう数週間でまとめられる見込みで、最終的な削減人数は変わる可能性がある
  • マッキンゼーの従業員数は現在4万5000人
  • 顧客と直接関わる専門スタッフの採用は継続
  • マッキンゼーは21年に過去最高の150億ドルの収入を記録し、22年にはさらに更新

アクセンチュア、1万9000人削減へ-コンサルティング業界で最大規模 – Bloomberg

記事の日付:2023年3月24日

  • アクセンチュアが1万9000人の削減計画を発表
  • 今回の人員削減数はコンサルティング業界で過去最大級
  • アクセンチュアの株価は急伸し、7.3%高で終了
  • 退職手当などで12億ドル(約1570億円)の人件費が発生予定
  • オフィススペース整理で3億ドルの費用を見込む
  • 過去1年間で3万9000人を新たに雇用していた
  • コンサルティング業界全体でレイオフの動きが広がっている

その他

ゴールドマンの大規模人員削減、アジアで実際に始まる | Reuters

記事の日付:2023年1月12日

  • ゴールドマン・サックスが大規模な人員削減を開始
  • 削減対象は投資銀行・グローバル市場部門の従業員が約3分の1
  • 今回の削減規模は金融危機以降で最大
  • 合計で3万人を超える従業員がゴールドマンを去る予定
  • 昨年第3四半期末の従業員数4万9,100人のうち約6%がレイオフされる
  • アジアでのレイオフが11日に開始
  • ウクライナにおける戦争の影響で企業ディール案件の減少や資本市場の活動鈍化が背景
  • ゴールドマンは賞与も約4割減らすと予想されている
  • 第4四半期純利益は前年同期比で45%減少の予想

米求人サイトのインディード、約2200人削減へ-全従業員の約15%相当 (msn.com)

記事の日付:2023年3月23日

  • インディード、全従業員の約15%に相当する約2200人を削減
  • 米アマゾンや米メタ・プラットフォームズなどテクノロジー企業で人員削減が相次ぐ
  • インディードのCEOは、人員削減がほぼ全てのチームに影響すると説明
  • 雇用市場は今後冷え込みが続く見込み、HRテクノロジー事業の売上高は2023年度に減少予想
  • テクノロジー企業約500社は今年だけで15万人余りを削減

人員削減と雇用統計

過去最大規模という名目の人員削減もちらほら見えてますが、足元のUnited States Challenger Job Cutsの推移を見てみましょう。

United States Challenger Job Cuts – February 2023 Data – 1994-2022 Historical (tradingeconomics.com)

直近一年で確かに数字は伸びてきています。これ長い目で見るとどうなんでしょうか。

現状水準でみた際に2008年ごろのリーマンとかはここからさらに増えた形だったみたいですね。

コロナの数字は異常ですね。とはいえ、上記のニュースはまだ反映されていない数字もあるのでこのあとまだ数字は増えていきそうな雰囲気ですね。指標についての推移を少しまとめると大体以下の形ですかね。

  • 2023年2月の米国の雇用者による解雇数は77,770件で、2009年以来の2月最高。
  • 1月の解雇数は102,943件で、2020年9月以来の最高。
  • 30業種すべてで解雇が発生。
  • テクノロジー企業が最も多くの解雇(21,387件)、次に医療・製品分野(9,749件)。
  • 2023年の上半期には180,713件の解雇が発表され、2022年の同期間と比べて427%増加。
  • テクノロジー業界が2023年の解雇発表の35%を占める。
  • FRBの利上げ計画が影響し、多くの企業が景気後退に備え、コスト削減を行っているとの指摘。

だんだん雇用が苦しくなるとその時には消費も落ち込んでくるので、遅行指標が悪くなり始めたときにはもう身近でも景気の悪い話を聞くことが増えてきそうです。日本はまた少しタイミングがずれそうですけどね。

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