どうもうしぐまです。
さてさて、SVBの破綻やクレディスイスをUBSが買収するなどあわや大惨事になるかと思われた市場ですが、結局中銀や政府が破綻しそうになれば流動性を供給しますよって動きを見せたことで落ち着くどころか利下げしたのかっていうような市場の動きになっていますね。
参考までに最近まとめた記事たち。↓
【現状把握】ECBは引き続き0.5%の利上げ。クレディスイスで何が起きてる?
【現状把握】結局米国経済っていまどうなっている??今後の景気はどうなるのか?
これらの流れも踏まえつつ、本日のFOMCで何を言ったのか、今後FRBはどう動くのかを見ていきましょう。
今回の目次は以下です。
- 結局今回は利上げしたのかしてないのか。
- 今後に関する発言について
- 市場の動きの確認
まぁすでにいろいろな方がまとめているのでサクッと行きましょう。
結局今回は利上げしたのかしてないのか。
0.25%の利上げを実施しました。事前の情報では、利上げがないと逆にFRBがみんなが認知していないまずい情報を知っていると考えて下がるかもしれないみたいな話もちらほら見ましたね。
まぁ債券側の利下げの折り込みは進んでいて、株価は割と平気そうに戻っていますけど、景気という意味では債券側のプレイヤーの動きが正しい確率高そうだななんて感じますね。
2022年にも何度も株式が利上げ停止を期待して上がるのに対して、債券は普通に金利を上げ続けるみたいな状況ありましたし。
FOMCの声明文の文言がどう変わったかとかを見てハト派かタカ派かとかをみたり、ドットチャートの変化を見たりするんですが、今回は特別サプライズはなかったですね。
FOMC文言
↓日本語で内容を箇条書きにするとこんな感じ。

今後に関する発言について
FOMC
パウエルFRB議長発言 「年内利下げは見込んでいない。想定より高い水準への利上げ必要なら、そうする」
パウエル議長は、 「銀行システムの預金の流れは安定している」
イエレン米財務長官の議会証言(同時間帯) 「預金保険の広範な引き上げは検討してない」
正直いまさらパウエルさんの発言を本当に信じる人がいるのだろうかって感じですね。
イエレンさんの発言に関連した、米国の銀行が信用不安に見舞われた際にどこまで政府としてお金を出して支援するのかってところは市場全体に影響が大きいのではないかと考えています。
実際に市場もこちらのイエレンさんの発言に反応したかのように感じます。

ファーストリパブリックとかまた一気に売られてしまいましたね。


金利の水準上昇と、QTをして米中銀のバランスシートを小さくしていくことがインフレ抑制に必要な行動ですが、またバランスシートが膨らむような支援をしたらインフレどうなるの?って話なんですよね。
市場の動きの確認


SVB破綻なんてもんはなかったんだといわんばかりの動きですね。グロース株指数でいくとS&P500の動きに近いので、さすがにぼちぼちNASDAQの上げが謎だなって感じます笑

対して、、債券金利はというと

こっちはしっかりと痛みとリスクを認識したままって形ですね。長期金利が下がったからグロース系に対する買いって構図はいまだ継続中って形でしょうか。実体経済の数字の変化もセットで追いかけていくのが無難そうですね。
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