【現状把握】株価の行方をマクロの様々な値動きから考えていく。

次回のFOMCも近づいてきましたが、UBSがクレディスイスを買収するという劇的な展開を迎えましたね。CoCo債(AT1債)の価値が無価値にとか、まさかの債券保有者が株式保有者より損害を被るという形になってちょっとワクワクしちゃいましたね。←えっ、、??

だいぶボラが高まってきたので、市場全体で何がどう動いているのかを軽く見てみましょう。

市場全体とはいえ、基本US市場の値動きをメインで見ていきます。

目次は以下です。

  • 債券市場の動き
  • 株式市場の動き
  • コモディティ(金、原油)や恐怖指数の動き

債券市場の動き

うしぐまはマクロデータに関してはpythonのyfinanceでデータをサクッと取得してデータをグラフ化して見るようにしています。でいくと^IRX,^FVX,^TNX,あたりで米債のイールドカーブの形状を大まかに見つつ、HYGでハイイールド債の動きも一応把握してます。(HYGだけ利回りでなく価格表示。)

リアルタイムとかだとマクロデータはinvesting.comとかで自分で値動きを見たいものをウォッチリストに登録して監視してたりします。

Investing.com – Stock Market Quotes & Financial News

ということで早速見てみましょう。

13週 米債利回り
5年 米債利回り
10年 米債利回り
High Yield ETFの価格。毎月月初に配当があるので、あくまでリスクのある債券の方向を見ることが目的。

いやぁ、、米債の利回りが利上げがまだ続くということでSVBの破綻までは上げていたのが、3/10を境に凄い勢いで利回りが下がってますね。債券利回りが下がるということは価格は上がっているということで、リスクオフの動きが加速したことがわかります。

また、ハイイールド債券(企業が発行する債券である社債など)に投資しているHYGの値動きは国債と比べて上がっているわけではないので、ここからも危なさそうなものから逃げていく様子が見えます。

iシェアーズ iBoxx 米ドル建てハイイールド社債 ETF
iシェアーズ iBoxx 米ドル建てハイイールド社債 ETFは、米ドル建ての高利回り社債で構成される指数と同等水準の投資成果を目指しています。

(どんなところの債券買っているか見たい人は上のリンクから組み入れ状況の保有銘柄とか見てください。あくまで全体感を見ているだけなので、うしぐまはそこまで細かいところは見てないですが笑)

株式市場の動き

リスクオフであれば株式市場は下がっているはずということで見ていきます。

見ていくのはS&P500(米株大型株)、NASDAQ(ITなどの米国成長株)、Russel(米国小型株)と

米国バリュー株ETF、米国グロース株ETFを見ていきます。

(tickerは^GSPC,^NDX,^RUT,VTV,VUG)

S&P500 米国大型株
NASDAQ ITなどの米国成長株
Russel 米国小型株
米国 バリューインデックス
米国 グロースインデックス

、、、、

いや、NASDAQというかグロース系というかだけやたら強いなww

基本的には下に動いていますし、リスクが高くなるとまず危険視されやすい小型系はしっかり売られてますね。おそらく金利が下がったのでそれに対してグロース系には買いが入ってきたっていうのが一番後付けではしっくりくる理由なのでしょうか??(本当の理屈はわからないですが、、、)

ここ10年近く低金利の異次元緩和をしてきた背景もあるので、やばくなったらどうせ中銀が助けてくれるって雰囲気も感じるような動きですね、若干違和感を感じる気もしますが。

コモディティ(金、原油)や恐怖指数の動き

ここでは、リスク回避資産として有名な金、また景気の実需に対する予測でも動くコモディティの代表格である原油、恐怖指数で有名なVIX指数を見ていきます。

(ticker, GC=F, CL=F, ^VIX)

GOLD
原油
VIX

米国中銀が金融危機を防ぐために量的緩和して、お金をまたジャブジャブにしたらインフレ、引き締めを続けたら市場暴落の可能性があるため、金はすごい勢いで買われてますね。確かにどっちに転んでもうまそう。。。

原油は全然別の理由で動くことも多いので一概に結び付けられませんが、下がっていることを確認。

恐怖指数であるVIXも上がっているため、全体的にNASDAQやグロース株以外はみんなリスクから離れる動きをしていることが確認できました。

FOMCも近づいておりいろいろ動きが出てくる転換点になるのか、非常に目が離せない状況ですね。

米国経済のマクロ状況に関して取り扱っている記事もあるので興味がある人は見ていただけたら嬉しいです。

米国マクロ経済に関する記事はこちら。

今回は市場全体の動きを見ていく記事でした。

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