【現状把握】結局米国経済っていまどうなっている??今後の景気はどうなるのか?

今回はマクロ経済をテーマにした記事です。以下の目次で書いていきます。

  • ここ1年の経済指標の動きをざっくり確認する。
  • 米国の金融政策はどうなっているのか。今後どうなりそうか。
  • 自分の投資の判断をどうしていくのか。

どうも闇の金融投資家、略して闇金うしぐまです。所得倍増計画からだんだん投資して資産を増やしましょうみたいな話になり、新NISA制度とか投資家にとって追い風の制度ができてきますが、、、

果たして景気のサイクル的にはいま投資をどんどん推進するべきなんでしょうか?いろんなニュースがありますが自分で数字を見ることが一番大事なので、数字見てざっくりイメージつかもうと思います。

国ごとに景気の状況は異なるものの、昨今大人気だった米国株に絡めて、そして規模的にも非常に大きな影響を持つ米国経済の状況を経済指標の変化を通してみていきましょう。銀行破綻とかのニュースも出ていてどうなっているのか気になりますよね?

シリコンバレー銀行の破綻に関する記事はこちら。

※期間はFRBが今回の利上げを初めてからの変化を見たいので基本直近1年間の変化を見ます。

ここ1年の経済指標の動きをざっくり確認する。

そもそも経済指標を見るっていうけど、何を見ればいいんだろう??

こんなことを思う人たくさんいると思います。完璧な正解はないのですが、うしぐま的に推移をみている指標を理由をかるく説明しつつ見ていきます。

今回見ていくのは以下の指標たちです。

  • 雇用統計関連
  • 物価指標関連
  • ISM製造指数

あんまり細かい説明しても長くなってしまうので、今回はかなりざっくり説明します。

金融市場の浮き沈みには景気変動と各国中央銀行の金融政策が大きく関係してきます。

で、米国の中央銀行って何を目的に金融政策決めているんですか?っていうと以下の2つです。

About the Fed
The Federal Reserve Board of Governors in Washington DC.
  1. 雇用を最大化させましょう。
  2. 物価を安定させましょう。

なのでこの目的部分に直結する、雇用統計関連と物価関連の経済指標はめっちゃ大事です。

また、景気循環で浮き沈みする産業ということで、製造業系の受注量とかを追いかけると、今後実体経済ってどんどん物作っていくイケイケな強気の感じなのか、それとも誰も物を買わなそうだし、物を作る量を減らしていく、よわよわな弱気の感じなのか分かるのでは??ってことで製造業指数も見ていきます。

そもそもデータどこにあるんだ??って人もいるので、うしぐまが見ているサイトはこちらです。

TRADING ECONOMICS | 20 million INDICATORS FROM 196 COUNTRIES
View more than 20 million economic indicators for 196 countries. Get free indicators, Historical Data, Charts, News and Forecasts for 196 countrie...

開いたら、画面上部のIndicatorsの上にマウスカーソルを持っていって、まずはUnemployment Rateをクリックしてください。すると次の画面が出てくるので、United Statesの文字をクリック。

すると下の画面みたいにチャートと、さらに右側のサイドバーのタブに他の経済指標のリンクとかも全部貼ってありますので、それを確認していきます。ExportやAPIもありますが、たしか有料なので個人で使う分にはデータを見て確認する形か別のデータソースですね。

ということでやっと本題の指標みていきます。

  • 雇用統計関連

失業率、新規のフルタイム雇用者数、賃金の伸び率の3つ見てみましょう。

賃金の伸び率が収まってきたものの、失業率は低いままで雇用系の数字はまだまだ平気そうですね。

10年とかのスパンで見ると賃金の伸び率の絶対水準はまだまだ高いですね。

米国-失業率
米国-フルタイム雇用者数
米国-賃金伸び率
  • 物価指標関連

PCE指標とInflation Rateの前年比の変化率を見ていきましょう。

こちらもやっと収まってきていますが、本来の目標値2%と比べるとまだまだ高いです。

米国-PCE前年比変化率
米国-インフレ率
  • ISM製造業指数

これは内訳の新規受注、雇用、価格を見ましょう。(特に大事なのは新規受注ですね。在庫とか細かく見ようとすればデータはあるので気になる人は見てみてください。)

新規受注の指標は傾向として弱くなってきていますが、2022年9~11月頃の水準にまた戻りましたね。

ISM-新規受注
ISM-雇用指数
ISM-価格

利上げが始まって1年、確かにインフレ率は低下していて、経済活動の過熱感を抑える方向には動いていますが、絶対的な水準ではまだまだインフレを抑制する必要があるといったところでしょうか。

米国の金融政策はどうなっているのか。今後どうなりそうか。

金融引き締めなんて言われる今の政策で重要なのは政策金利の水準と、QTと呼ばれる米国中銀が持っている債券の金額を減らして逆に市場で流通しているドル紙幣の絶対量を減らそうぜってやつです。(めっちゃざっくりとしたイメージです。)

量的緩和と言われるQEは債券を買うことで金利を低くしつつ、買ったときに支払ったドル紙幣が市場に出ていくので、市場で流通するドル紙幣の量を増やして、銀行とかが融資して貸し付けるお金をジャブジャブに増やしていこうぜってやつですね。(これもざっくりなイメージです。)

2022年の3月から政策金利を上げつつ、QTの金額を段階的に増やしながら実行していきまっせって話でした。

米国-政策金利推移
米国中銀バランスシート Federal Reserve Board – Recent balance sheet trends

金利は上がっていて、確かにQTの結果米国中銀のバランスシートは縮小していたはずだったが、、、

直近の銀行破綻の支援でまたお金を市場に出したせいでQEみたいになっちゃっている、、

ちなみに次回の決定会合は3/21~3/22で、日本時間だと3/23の午前3時とかに発表ですね。

市場が織り込んでいる利上げ確率を見れるツールとしてFED Watchがあるので見てみましょ。

CME FedWatch Tool – CME Group

あれ、、現状維持の予測が41%とわりと利上げもうやめるのではって期待も強いんですね。

とはいえ、先ほど見たインフレ率はまだまだ高いし雇用も壊れていないことを考えると予測通り0.25%の利上げになる気がしますが、、

インフレ率は抑えないといけないけど、金融危機を起こさないために流動性を供給しないといけない、、うしぐまが中銀だったら胃がいたい状況ですね。

自分の投資の判断をどうしていくのか。

結局最後はここですよね。どうやって自分のお金を増やすのか、減らさないように守るのかって話です。このブログでは特定のポジションを推奨したりとかはしませんので、あくまでうしぐまはこんなことを考えているよって話をします。

結論から言ってしまえば、今後数か月(もちろん新しい情報をきっかけに手のひら返しするかもですが)はロング側のポジションはよほどチャンスのある個別株でしかとりたくなくて、基本的にはショートで稼げそうな銘柄を探すか、ロングをしても日経miniの先物でもショートポジションをとる形になるかなぁなんて考えてます。(もちろん時価総額が比較的小さくて業績が伸びている企業とかだとマクロ関係なく伸びることもあるのでチャンスは探しますが)

去年は日銀が強引に金利を押さえつけて、円安になった結果、日本株の株価はわりと平気でしたが、中銀総裁も交代しますし、さすがにそろそろ国内物価も上がってきているので、日本株投資における下落リスクは警戒しています。

結局上がるとか、下がるとかの予想もどれくらいの期間で見て話しているかで変わりますし、どこまでリスクを許容できるかも人によって違います。自分で調べて、自分で市場に触れて、自分に合ったやり方を見つけていくことを楽しむのも市場の醍醐味だと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

↓ブログ更新の励みになりますので、ポチっと押してもらえたら本当にありがとうございます。


株式ランキング

タイトルとURLをコピーしました