【個別分析】6070 キャリアリンクって安いのか?それともどうなのか?

今回は以下の目次で6070 キャリアリンクについて見ていこうと思います。

  • ここ1年程度の値動きと出来高の変化を見る。
  • ファンダメンタルで見たらどうなんだろうか。
  • 需給判断で見たらどう見えるのだろうか。

業績上方修正ってことでニュースも出て出来高増えて若干盛り上がってそうなので調べてみました。

※このブログでは特定のポジションを推奨することはないです。自分が勝負を仕掛けている場所をリアルタイムで記事にすることありません。

キャリアリンク---大幅続伸、業績上方修正で配当予想も大幅引き上げ | 株探ニュース
キャリアリンク<6070>は大幅続伸。前日に業績予想の上方修正を発表している。23年3月期営業利益は従来予想の63.9億円から78.2億円、前期比76.8%増に引き上げ。新規BPO請負案件の受注好調が継続しているほか・・・。

PERが低いなんて記事とかをちらほら見た覚えがある銘柄ですね。

この会社、主な事業内容は人材派遣ビジネスということで、単発の案件の有無なども売上に影響を与えるタイプの企業ということを念頭に入れてみていきましょう。

ここ1年程度の値動きと出来高の変化を見る。

普段は1か月~2か月程度のスパンで仕掛けるのですが、直近2~3回分くらいの決算とその動きは気になるので、大体1年程度をまずサクッと見たりします。

6070 キャリアリンクの値動きと出来高。

去年から見ると決算の度に周期的に買いが入って上がってきて、去年末頃にピークをつけてから崩れてきていた形ですね。ここにきて再度注目されてかなりの出来高をつけつつ買われていることがわかります。逆に2,900円以上とかで見るとの出来高はあまりついていないので、需給的にはそこまで上値が重いということも無さそうな雰囲気です。

ファンダメンタルで見たらどうなんだろうか。

キャリアリンク(キャリアL)【6070】の業績・財務推移[通期・半期・四半期]|株探(かぶたん)
キャリアリンク(キャリアL)【6070】の業績分析ができる多様な決算情報を掲載。決算発表と業績修正はリアルタイムで更新。通期は5期、半期は4半期、四半期累計は3期、四半期(3ヵ月)は8四半期の業績推移表を掲載しています。財務とキャッシュフローの推移表もそれぞれ通期3期を掲載。業績推移表は、売上高、営業利益、経常利益、最...
通期実績と予測値
四半期の実績値

このタイミングで発表された通期の実績の予測値ですが、営業利益78.2億円ということで、事前の予測値の63.9億円よりかなり上方修正されてます。四半期の実績値も23/2/14で発表された数字はその前の四半期決算より売上ベースで33%くらい伸びていてかなり好調な業績に見えます。

(しかし、その割には2月の決算直後からの値動きしょっぱいな、、笑)

22.10-12までの累積で55億程度の営業利益に対して通期予測が63.9億だったので警戒されたのかもですね。

同社の決算発表資料を見ると、、、

https://ir.careerlink.co.jp/upload_file/m000-/CAL_R2212EAM_20230221-1000.pdf

地方自治体及び大手BPO事業者等からのマイナンバー関連案件や大型スポット案件を中心としたBPO請負案件の受注が好調に推移しました。

ということで今の売上が今後も継続するのかしないのかって部分が今後の株価の明暗を大きく分けそうですね。このタイミングの業績予測の上方修正ということで、1~3月期の売上は好調を維持することができていると考えてもよさそうに感じます。

ひとまず今回の通期業績予測の数字をベースに見ていきましょう。(ここの売上が継続するかどうかをちゃんと自分なりに調べて仮説立てるのは大事ですが、うしぐまは勝負するポジションでないのでざっくりいきます。)

  • PLの目線でざっくり見てみよう。

通期の予測営業利益が78.2億円、最終純利益も54.9億円に対して、現在の株価2,532円で時価総額は319億円とのこと。この利益が継続できればこの会社はいまの時価総額を5~6年程度あれば元とれるくらい稼いじゃうってことですね。これ単利で見ても20%近い利回りってことなので数字だけ見たら割安といわれるのも納得です。

逆にいえばそれだけ売上高の継続性に対しては市場は懐疑的ということでしょうか。マイナンバー関連案件とかは単発って感じしますよね。

  • BSの目線でざっくり見てみよう。

総資産が197億程度。資産の中身はほぼ流動資産ですね。人材派遣ビジネスってことも考えると妥当ですかね。対する負債側は、、81億のうちこれもほとんど普通に借り入れなどなので、すごいざっくり100億~110億くらい現金価値があると考えてよさそうです。

人材派遣ビジネスなら特に施設とかに対する投資とかもなさそうなので、BS側はこの金額だけ把握しておけば問題なさそうですかね。

売上高が今後も伸びて成長し続けるという予測を立てるならば、まだまだ上がると考えることもできますし、景気悪化から、まず外部委託系の案件が減るという見立てならば慎重に見るって形ですかね~

需給判断で見たらどう見えるのだろうか。

出来高とか値段の動きは最初の方にも軽く触れましたが、、、

うしぐまは需給面を見るときに参考にするのが、3か月単位の期間におけるブレイクアウト(高値または安値を突き抜けているかどうか)、1年単位のスパンで見て価格帯別出来高がどうなっているか、直近の5営業日や1か月~2か月で何%くらい上がっているか下がっている(リバーサルやモメンタムの観点)か、信用倍率の推移はどうなっているかなどですね。あとは市場全体のセンチメントについて考えたりもします。

ここもデータに対する解釈は人によってわかれたりしますし、自分にかかっている思考のバイアスの影響とかも出てしまいそうなので、自分なりに定量的な基準を持っておいたほうがいいと思います。

需給面に関しては結構まちまちでなんともって感じですね。

んまぁ、最後は投資は自己責任ってやつになりますね笑

時価総額がこれくらいの規模だと市場全体の影響を受けずに動いたりすることもありますが、木を見て森を見ずにならず、かといって森を見て木を見ずにもならないようにしていきたいです。

そーいえばAnyColor今日も終日ストップ高だったので、短期の人からすると祭りになるかもですね。

AnyColorに関する記事はこちら。

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